第5回: 現況建物の機能査定の留意点と改善計画書に対するお客様の声について
計画的な建物修繕に取り組んでみましょう
緊急での建物修繕はコスト高という結果を招いてしまうだけでなく、予算化していない支出は年度における運営計画の見直しなど負担となります。不具合が生じてからの修繕対応という不合理な建物管理を改善するためにも、計画的な建物修繕に取り組んでいただくことをご提案します。
ポイントとなるのが改善計画書です
改善計画書を作成することにより、経年劣化による重要な修繕事項のリスト化、法令改正や度重なる小規模改修に伴う法令不適合事項の洗い出し、建物の利用者ニーズとの不整合事項など、建物のもつ問題点を一元的に整理することができます。簡潔にどこに問題点があるのかをわかりやすくまとめているため、建物修繕の方針決定がスムーズに行えます。
改善計画書を作成するにあたっては、以前ご説明した機能査定調査を行う必要がありますが、調査を行うにあたり、いくつかの留意点があります。