障害のある子どもを入所させて福祉サービス・治療を提供する施設
概要
障害のある子どもを入所させて、保護、日常生活の指導及び自活に必要な知識や技能の付与を行う施設です。施設類型として、特に医療を必要とする入所児に個々の状況に応じた医療を適宜提供して機能向上や健康の維持増進を図る「医療型障害児入所施設」と、それ以外の「福祉型障害児入所施設」に区分されます。いずれも手帳の有無は問わず、児童相談所や医師等により療育の必要性が認められた子どもも入所対象となります。
障害児入所施設が担っている機能としては、@重度・重複障害、行動障害、発達障害等多様な状態像への対応のための「発達支援機能(医療も含む)」、A退所後の地域生活、障害者支援施設への円滑な移行、就労へ向けた対応のための「自立支援機能」、B被虐待児童等の対応のための「社会的養護機能」、C在宅障害児及び家族への対応のための「地域支援機能」があります。
施設数
福祉型障害児入所施設:243か所、医療型障害児入所施設:221か所(2022年10月現在)
出典:「令和4年社会福祉施設等調査」総括表|厚生労働省
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi/22/)
主な就業職種
児童指導員、保育士、医師、看護師、栄養士、調理員、児童発達支援管理責任者、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)
採用について
人口規模が大きい都市部のなかには採用の枠も広がっていくと思われますが、その場合、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、看護師などの有資格者はより有利でしょう。
関連団体・組織
全国身体障害者施設協議会
https://www.shinsyokyo.com/
公益財団法人日本知的障害者福祉協会
http://www.aigo.or.jp/
公益財団法人日本重症心身障害福祉協会
https://jushojisha.jp/
社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会
https://www.mamorukai.jp/
WAM NET関連情報