学校法人東京歯科大学市川総合病院(院長 安藤 暢敏)は平成21年度老人保健健康増進等事業(老人保健事業推進費等)補助金を受けて「介護予防における口腔機能向上サービスの推進に関する総合的研究事業」(研究代表者 渡邊 裕)を行った。
事業目的
口腔機能向上サービスに係る平成21年度介護報酬改定について、改定結果の検証を行い、新たな課題への取組についても検討する。あわせて、研修等を通じて、口腔機能向上サービスの普及・啓発をはかる。
事業計画
@指定介護予防事業所、指定介護予防支援事業所、及び都道府県介護保険担当部署を対象とした全国規模のアンケート調査を行い、平成21年度介護報酬改定の結果を検証する。
A地域包括支援センター職員、介護支援専門員等に対する口腔機能向上サービスの普及・啓発を図る研修を行い、口腔機能向上サービスの利用を促進するとともに、参加者へのアンケート調査を通じて、課題を抽出する。
B口腔機能向上サービスの担い手である歯科衛生士に対する研修を通じ、介護業務に対する適正な意識の醸成・行動変容を促し、口腔機能向上サービスの普及・啓発を図る。
事業内容
@ 口腔機能向上サービスにかかる介護報酬改定の結果検証のための調査研究事業
全国10か所の事業所に対して改定結果検証のための予備的調査を行い、調査項目の検討を行ない、調査票を作成。指定通所介護事業所、指定介護予防通所介護事業所、指定通所リハビリテーション事業所、指定介護予防通所リハビリテーション事業所、指定介護予防支援事業所、指定居宅介護支援事業所、地域包括支援センター担当者、市・都道府県介護保険担当者に対して、全国規模のアンケート調査を行い、平成21年度介護報酬改定の結果を検証する。
A 口腔機能向上サービスの普及・啓発のための研修及び調査研究事業
地域包括支援センター職員、介護支援専門員等に対する研修を全国10か所で行い、口腔機能向上サービスの普及・啓発を図ることにより、口腔機能向上サービスの利用を促進する。また、研修にあわせてアンケート調査も行い、ケアプランに口腔機能向上サービスを組み込むにあたっての課題を抽出する。
B 歯科衛生士の介護業務に対する適正な意識の醸成を目的とした研修及び調査研究事業
口腔機能向上サービスの担い手である歯科衛生士(特に教育担当者)に対する研修を通じ、介護業務に対する適正な意識の醸成・行動変容を促し、口腔機能向上サービスの普及・啓発を図る。また、研修にあわせてアンケート調査も行い、研修の効果を検証する。
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