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インフルエンザ最新情報(第22週5月29日〜6月4日)
掲載日:2023/06/09
更新日:2023/06/12
※ 更新から1年以上経過した情報です。内容が最新でない可能性があります。

国立感染症研究所感染症疫学センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第22週(5月29日〜6月4日)2023年6月7日現在」を令和5年6月9日に公表した。

(コメント)     
 2023年第22週の定点当たり報告数は1.52(患者報告数7,483)となり、前週の定点当たり報告数1.62(患者報告数7,975)よりも減少した。都道府県別では宮崎県(5.33)、愛媛県(3.64)、鹿児島県(3.54)、長崎県(3.39)、山形県(2.79)、新潟県(2.76)、山口県(2.70)、熊本県(2.63)、三重県(2.51)、宮城県(2.31)の順となった。20都道府県では前週の報告数よりも増加し、25都道府県では前週の報告数よりも減少した。
 定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約4.6万人(95%信頼区間:3.9〜5.2万人)となり、前週の推計値(約4.8万人)よりも減少した。年齢別では、0〜4歳が約0.5万人、5〜9歳が約1.3万人、10〜14歳が約0.9万人、15〜19歳が約0.6万人、20代が約0.2万人、30代が約0.4万人、40代が約0.3万人、50代が約0.2万人、60代が約0.1万人、70歳以上が約0.1万人となった。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約428.4万人となった。
 全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域はなく、注意報レベルを超えている区域は5か所であった。
 基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は64例であり、前週集計時点(67例)から減少した。35都道府県から入院患者の報告があり、年齢別では1歳未満(2例)、1〜4歳(14例)、5〜9歳(12例)、10代(5例)、30代(1例)、40代(2例)、50代(5例)、60代(3例)、70代(5例)、80歳以上(15例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第18週〜2023年第22週)ではAH3亜型が43件(80%)、B型が7件(13%)、AH1pdm09が4件(7%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。

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