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更新日:2016/04/16
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第48週(11月23日〜11月29日)平成27年12月2日現在」を平成27年12月4日に公表した。
(コメント)
2015年第48週の定点当たり報告数は0.17(患者報告数831)となり、前週の定点当たり報告数0.19と同程度であった。
都道府県別では沖縄県(1.10)、富山県(0.44)、愛知県(0.38)、福岡県(0.36)、高知県(0.35)、福島県(0.32)、岐阜県(0.32)、秋田県(0.30)の順となっている。21道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、23都府県では前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベル、注意報レベルを超えている保健所地域はなかった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約1万人となり、前週の推計値(約1万人)と同程度であった。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約6万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は17例であり、第47週(17例)と同数であった。14都道府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1〜9歳(2例)、40代(1例)、60代(1例)、70代(5例)、80歳以上(6例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第44週〜2015年第48週)ではAH3亜型の検出割合がやや高く、次いでB型、AH1pdm09の順であったが、全体の傾向は明らかではない。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第47週〜第48週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。