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更新日:2016/04/16
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第02週(1月11日〜1月17日)平成28年1月20日現在」を平成28年1月22日に公表した。
(コメント)
2016年第2週の定点当たり報告数は4.11(患者報告数20,369人)となり、前週の定点当たり報告数2.02よりも増加した。都道府県別では沖縄県(12.22)、新潟県(11.80)、秋田県(8.94)、北海道(7.21)、青森県(7.12)、岩手県(6.43)、千葉県(5.81)、岐阜県(5.61)、埼玉県(4.76)、長野県(4.76)、茨城県(4.64)、福岡県(4.41)、愛知県(4.33)、神奈川県(4.21)、滋賀県(4.17)の順となっており、46都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、1県では前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは2箇所(2道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は29箇所(15道府県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約23万人(95%信頼区間:20〜26万人)となり、前週の推計値(約13万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、0〜4歳、30代、40代がそれぞれ約3万人、10〜14歳、20代、50代がそれぞれ約2万人、15〜19歳、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約57万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は282例であり、前週(169例)より増加した。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1〜9歳(74例)、10代(13例)、20代(5例)、30代(8例)、40代(7例)、50代(22例)、60代(26例)、70代(40例)、80歳以上(72例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第51週〜2016年第2週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第51週〜第02週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。