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更新日:2016/04/16
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第03週(1月18日〜1月24日)平成28年1月27日現在」を平成28年1月29日に公表した。
(コメント)
2016年第3週の定点当たり報告数は10.56(患者報告数52,226人)となり、前週の定点当たり報告数4.11よりも増加した。都道府県別では新潟県(29.28)、沖縄県(18.22)、青森県(16.45)、千葉県(14.13)、福岡県(13.68)、神奈川県(13.06)、岩手県(12.75)、埼玉県(12.70)、長野県(12.67)、秋田県(12.22)、岐阜県(12.21)、山口県(12.04)、愛知県(11.92)、北海道(11.91)、茨城県(11.90)、東京都(11.17)、山梨県(10.73)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは10箇所(7道府県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は228箇所(41都道府県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約52万人(95%信頼区間:48〜57万人)となり、前週の推計値(約23万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約12万人、0〜4歳、10〜14歳、30代、40代がそれぞれ約6万人、20代、50代がそれぞれ約4万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約3万人、70歳以上が約2万人となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約109万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は453例であり、前週(286例)より増加した。44都道府県から報告があり、年齢別では0歳(25例)、1〜9歳(158例)、10代(20例)、20代(5例)、30代(16例)、40代(16例)、50代(24例)、60代(52例)、70代(64例)、80歳以上(73例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第52週〜2016年第3週)ではAH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第52週〜第03週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。