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更新日:2016/05/06
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第16週(4月18日〜4月24日)平成28年4月27日現在」を平成28年5月2日に公表した。
(コメント)
2016年第16週の定点当たり報告数は4.22(患者報告数20,891人)となり、前週の定点当たり報告数5.06よりも減少した。都道府県別では秋田県(15.28)、岩手県(13.75)、新潟県(12.97)、青森県(11.15)、福島県(10.35)、宮城県(10.11)、山形県(9.46)、長野県(8.57)、北海道(7.68)の順となっており、8県で前週の報告数よりも増加がみられ、39都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは36箇所(14道県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は24箇所(12道県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約20万人(95%信頼区間:18〜22万人)となり、前週の推計値(約26万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約4万人、0〜4歳が約3万人、10〜14歳、15〜19歳、30代、40代がそれぞれ約2万人、20代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2015年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,587万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は177例であり、前週(255例)から減少した。38都道府県から報告があり、年齢別では0歳(12例)、1〜9歳(70例)、10代(7例)、20代(1例)、30代(4例)、40代(10例)、50代(8例)、60代(9例)、70代(16例)、80歳以上(40例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第12週〜2016年第16週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、AH3亜型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第12週〜第16週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。