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更新日:2016/12/12
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「2016年第48週 (11月28日〜12月4日)2016年12月7日現在」を平成27年12月7日に公表した。
(コメント)
2016年第48週の定点当たり報告数は2.49(患者報告数12,334)となり、前週の定点当たり報告数1.79よりも増加した。
都道府県別では沖縄県(10.33)、栃木県(7.53)、岩手県(6.22)、富山県(5.92)、福井県(5.19)、福島県(4.99)、北海道(4.83)、石川県(4.08)、香川県(3.72)、山梨県(3.27)、宮城県(3.06)、千葉県(2.98)、神奈川県(2.80)、東京都(2.79)、広島県(2.78)、埼玉県(2.73)、群馬県(2.66)の順となっている。38都道府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、9県では前週の報告数よりも減少がみられた。
全国で警報レベルを超えている保健所地域はなかったが、注意報レベルを超えている保健所地域は16箇所(1道8県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約14万人(95%信頼区間:13〜14万人)となり、前週の推計値(約10万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳、40代がそれぞれ約2万人、0〜4歳、15〜19歳、20代、30代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約50万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は133例であり、前週(108例)から増加した。40都道府県から報告があり、年齢別では0歳(8例)、1〜9歳(25例)、10代(8例)、20代(1例)、30代(6例)、40代(3例)、50代(4例)、60代(14例)、70代(26例)、80歳以上(38例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第44〜48週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第48週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。