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更新日:2017/03/06
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「2017年第08週(2月20日〜2月26日) 2017年3月1日現在」を平成29年3月3日に公表した。
(コメント)
2017年第8週の定点当たり報告数は16.87(患者報告数83,714)となり、前週の定点当たり報告数23.92よりも減少した。
都道府県別では福井県(26.34)、長野県(26.11)、長崎県(25.13)、石川県(25.04)、沖縄県(24.28)、高知県(24.02)、佐賀県(23.21)、宮崎県(21.92)、福岡県(21.31)、鹿児島県(21.18)、埼玉県(20.48)、新潟県(20.34)、山梨県(20.32)の順となっている。全47都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
全国で警報レベルを超えている保健所地域は355箇所(45都道府県)で、注意報レベルを超えている保健所地域は87箇所(33都道府県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約91万人(95%信頼区間:84〜99万人)となり、前週の推計値(約126万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳が約16万、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約11万人、70歳以上が約10万人、30代、40代がそれぞれ約9万人、20代、50代、60代がそれぞれ約7万人、15〜19歳が約5万人となっている。また、2016年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,315万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は870例であり、前週(1,251例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(32例)、1〜9歳(135例)、10代(28例)、20代(10例)、30代(10例)、40代(13例)、50代(32例)、60代(83例)、70代(134例)、80歳以上(393例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第4〜8週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第07週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。