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更新日:2018/01/18
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第1週(1月1日〜1月7日)平成30年1月11日現在」を平成30年1月15日に公表した。
(コメント)
2018年第1週の定点当たり報告数は16.31(患者報告数79,930)となり、前週の定点当たり報告数17.88よりも減少した。なお、第1週は年始の休日3日間を含む週であることに注意を要する。
都道府県別では宮崎県(34.17)、沖縄県(31.76)、大分県(28.93)、福岡県(28.14)、長崎県(26.04)、滋賀県(25.38)、岐阜県(25.28)、熊本県(24.63)、茨城県(23.69)、鳥取県(23.31)、香川県(23.26)の順となっている。20府県で前週の報告数よりも増加がみられた。27都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は94箇所(1都1道2府29県)、注意報レベルを超えている保健所地域は263箇所(1都1道2府41県)となった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約124万人(95%信頼区間:108〜139万人)となり、前週の推計値(約101万人)よりも増加した。年齢別では、40代が約20万人、20代、30代が約16万人、50代が約14万人、5〜9歳が約11万人、70歳以上が約11万人、0〜4歳、60代が約10万人、10〜14歳、15〜19歳が約8万人の順となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約383万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,225例であり、前週(782例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(46例)、1〜9歳(257例)、10代(47例)、20代(18例)、30代(21例)、40代(39例)、50代(67例)、60代(137例)、70代(201例)、80歳以上(392例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第49週〜2018年第1週)ではAH1pdm09が最も多く、次いでB型、AH3型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第1週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。