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インフルエンザ最新情報(第3週1月15日〜1月21日)
掲載日:2018/01/30
更新日:2018/01/30
※ 更新から1年以上経過した情報です。内容が最新でない可能性があります。

国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第3週(1月15日〜1月21日)平成30年1月24日現在」を平成30年1月26日に公表した。
 

(コメント)
  2018年第3週の定点当たり報告数は51.93(患者報告数256,833)となり、前週の定点当たり報告数26.44よりも増加した。
 都道府県別では鹿児島県(86.53)、宮崎県(84.97)、福岡県(83.99)、大分県(82.40)、佐賀県(69.64)、長崎県(68.23)、静岡県(67.92)、熊本県(66.26)、沖縄県(64.70)、高知県(64.08)、三重県(62.43)、愛知県(62.12)、埼玉県(61.63)、千葉県(61.05)、山口県(57.54)、山梨県(56.78)、神奈川県(54.49)、愛媛県(53.72)、鳥取県(52.52)の順となっている。全47都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は453箇所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は92箇所(1都1道2府27県)となった。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約283万人(95%信頼区間:266〜300万人)となり、前週の推計値(約171万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳が約59万人、10〜14歳が約40万人、40代が約29万人、0〜4歳が約27万人、50代が約24万人、70歳以上が約23万人、30代が約22万人、15〜19歳が約21万人、60代が約20万人、20代が約19万人の順となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約837万人となった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は2,370例であり、前週(1,742例)から増加した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(75例)、1〜9歳(478例)、10代(86例)、20代(26例)、30代(35例)、40代(63例)、50代(105例)、60代(251例)、70代(416例)、80歳以上(835例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第51週〜2018年第3週)ではAH1pdm09、B型の検出割合がほぼ同程度で、次いでAH3型の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
 

第3週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。

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