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更新日:2018/02/06
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第4週(1月22日〜1月28日)平成30年1月31日現在」を平成30年2月2日に公表した。
(コメント)
2018年第4週の定点当たり報告数は52.35(患者報告数259,063)となり、前週の定点当たり報告数51.93よりも増加した。
都道府県別では福岡県(77.35)、大分県(74.76)、埼玉県(65.41)、神奈川県(63.36)、千葉県(63.24)、鹿児島県(62.66)、愛知県(62.16)、佐賀県(61.97)、宮崎県(61.51)、三重県(60.38)、沖縄県(56.81)の順となっている。22都道府県で前週の報告数よりも増加がみられ、25府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えている保健所地域は494箇所(全47都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は55箇所(1都1道2府21県)となった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約274万人(95%信頼区間:256〜292万人)となり、前週の推計値(約283万人)よりも減少した。年齢別では、0〜4歳が約28万人、5〜9歳が約61万人、10〜14歳が約42万人、15〜19歳が約18万人、20代が約16万人、30代が約21万人、40代が約28万人、50代が約21万人、60代が約18万人、70歳以上が約21万人となっている。また、2017年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1111万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は2,055例であり、前週(2,406例)から減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(67例)、1〜9歳(418例)、10代(98例)、20代(16例)、30代(29例)、40代(46例)、50代(71例)、60代(211例)、70代(358例)、80歳以上(741例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第52週〜2018年第4週)ではB型が最も多く、次いでAH1pdm09型、AH3型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第4週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。