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更新日:2019/01/09
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第49週(12月3日〜12月9日)2018年12月12日現在」を平成30年12月14日に公表した。
(コメント) 2018年第49週の定点当たり報告数は1.70(患者報告数8,438)となり、2018/2019年シーズンで初めて全国的な流行開始の指標である1.00を上回った。
都道府県別では香川県(4.00)、北海道(3.96)、愛知県(3.43)、和歌山県(2.90)、鹿児島県(2.76)、千葉県(2.43)、三重県(2.39)、大阪府(2.37)、富山県(2.29)、新潟県(2.21)、福岡県(2.11)、兵庫県(2.03)、熊本県(2.01)、石川県(1.98)、大分県(1.84)、神奈川県(1.72)の順となっている。43都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、4県では前週の報告数より減少がみられた。
全国で警報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1道)、注意報レベルを超えている保健所地域は7箇所(1道5県)となった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約6.3万人(95%信頼区間5.5〜7.0万人)となり、前週の推計値(約3.4万人)より増加した。年齢別では、0〜4歳が約0.8万人、5〜9歳が約1.8万人、10〜14歳が約1.0万人、15〜19歳が約0.2万人、20代が約0.4万人、30代が約0.5万人、40代が約0.6万人、50代が約0.3万人、60代が約0.3万人、70代以上が約0.2万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約18.7万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は88例であり、前週(62例)から増加した。33都道府県から報告があり、年齢別では0歳(2例)、1〜9歳(21例)、10代(5例)、20代(1例)、30代(3例)、50代(2例)、60代(10例)、70代(14例)、80歳以上(30例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第45〜49週)ではAH1pdm09、AH3亜型、B型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第49週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。