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更新日:2019/01/07
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第51週(12月17日〜12月23日)2018年12月26日現在」を平成30年12月28日に公表した。
(コメント) 2018年第51週の定点当たり報告数は8.05(患者報告数39,589)となり、前週の定点当たり報告数3.35よりも増加した。
都道府県別では愛知県(23.64)、北海道(22.69)、三重県(12.18)、鹿児島県(11.14)、熊本県(11.10)、奈良県(10.51)、大阪府(9.26)、岐阜県(9.24)、福岡県(9.14)、千葉県(8.66)、香川県(8.55)、神奈川県(8.40)、富山県(8.21)の順となっている。47都道府県で前週の報告数より増加がみられた。
全国で警報レベルを超えている保健所地域は20箇所(1道1府5県)、注意報レベルを超えている保健所地域は119箇所(1都1道2府24県)となった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約31.3万人(95%信頼区間28.5〜34.1万人)となり、前週の推計値(約11.8万人)より増加した。年齢別では、0〜4歳が約3.6万人、5〜9歳が約8.2万人、10〜14歳が約5.6万人、15〜19歳が約1.6万人、20代が約2.3万人、30代が約2.7万人、40代が約3.1万人、50代が約1.9万人、60代が約1.3万人、70代以上が約1万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約61.8万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は350例であり、前週(149例)から増加した。42都道府県から報告があり、年齢別では0歳(16例)、1〜9歳(112例)、10代(23例)、20代(4例)、30代(9例)、40代(11例)、50代(13例)、60代(34例)、70代(44例)、80歳以上(84例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第47〜51週)ではAH1pdm09、AH3亜型、B型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第51週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。