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更新日:2019/01/15
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第1週(12月31日〜1月6日)2019年1月9日現在」を平成31年1月11日に公表した。
(コメント) 2019年第1週の定点当たり報告数は16.30(患者報告数78,116)となり、前週の定点当たり報告数11.17より増加した。
都道府県別では岐阜県(49.12)、愛知県(46.42)、北海道(33.57)、高知県(30.10)、沖縄県(28.53)、福岡県(25.33)、滋賀県(23.67)、熊本県(21.96)、茨城県(20.65)、長崎県(19.40)、長野県(18.59)、鹿児島県(18.15)、秋田県(17.75)、静岡県(17.66)の順となっている。43道府県で前週の報告数より増加がみられたが、4都県では前週の報告数より減少がみられた。
全国で警報レベルを超えている保健所地域は84箇所(1道2府18県)、注意報レベルを超えている保健所地域は238箇所(全47都道府県)となった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約58.6万人(95%信頼区間52.2〜65.0万人)となり、前週の推計値(約44.6万人)より増加した。年齢別では、0〜4歳が約5.7万人、5〜9歳が約5.0万人、10〜14歳が約3.7万人、15〜19歳が約3.5万人、20代が約9.6万人、30代が約8.0万人、40代が約8.3万人、50代が約6.3万人、60代が約4.1万人、70代以上が約4.4万人となっている。また、2018年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約165.0万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,207例であり、前週(549例)より増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(70例)、1〜9歳(239例)、10代(45例)、20代(15例)、30代(29例)、40代(39例)、50代(56例)、60代(97例)、70代(220例)、80歳以上(397例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2018年第49週〜2019年第1週)ではAH1pdm09、AH3亜型、B型の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第1週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。