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インフルエンザ最新情報(第5週1月27日〜2月2日)
掲載日:2020/02/12
更新日:2020/02/12
※ 更新から1年以上経過した情報です。内容が最新でない可能性があります。

 国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第5週(1月27日〜2月2日)2020年2月5日現在」を令和2年2月7日に公表した。

(コメント)2020年第5週の定点当たり報告数は14.11(患者報告数70,076)となり、前週の定点当たり報告数18.00より減少した。
 都道府県別では高知県(21.23)、愛知県(19.76)、宮崎県(19.66)、長崎県(19.00)、佐賀県(18.41)、新潟県(18.28)、大分県(17.21)、愛媛県(17.02)、鹿児島県(16.91)、大阪府(16.88)、岡山県(16.86)、岩手県(16.80)、福岡県(16.18)、千葉県(15.98)、福島県(15.77)、群馬県(15.66)、兵庫県(15.64)、静岡県 (15.59)の順となっている。1道で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、46都府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約49.6万人(95%信頼区間46.9〜52.3万人)となり、前週の推計値(約65.4万人)より減少した。年齢別では、0〜4歳が約6.0万人、5〜9歳が約12.7万人、10〜14歳が約7.8万人、15〜19歳が約2.7万人、20代が約2.6万人、30代が約4.5万人、40代が約5.3万人、50代が約3.3万人、60代が約2.4万人、70代以上が約2.2万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約617.4万人となった。
 全国で警報レベルを超えている保健所地域は139箇所(43都道府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は244箇所(47都道府県)であった。
 基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は766例であり、前週(1,083例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(28例)、1〜9歳(255例)、10代(50例)、20代(13例)、30代(17例)、40代(24例)、50代(35例)、60代(67例)、70代(113例)、80歳以上(164例)であった。
 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第1週〜2020年第5週)ではAH1pdm09(91%)、B型(8%)、AH3亜型(2%)の順であった。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。

第5週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。

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