医療トップ
更新日:2021/02/02
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第1週(1月4日〜1月10日)2021年1月13日現在」を令和3年1月15日に公表した。
(コメント) 2021年第1週の定点当たり報告数は0.01(患者報告数73)となり、前週の定点当たり報告数0.01と同程度であった。都道府県別では三重県(0.11)、京都府(0.06)、滋賀県(0.05)、岡山県(0.05)、長崎県(0.04)、千葉県(0.03)、新潟県(0.03)、愛知県(0.03)、大阪府(0.03)、鳥取県(0.03)、島根県(0.03)、沖縄県(0.03)の順となっている。15都道府県で前週の報告数よりも増加がみられた。15県で前週の報告数よりも減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.1万人(95%信頼区間:0〜0.1万人)となり、前週の推計値(約0.1万人)と同程度であった。千人単位での推計となることから、年齢別での推計値については記載を省略する。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約0.8万人となった。
全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は6例であり、前週(9例)より減少した。6県から報告があり、年齢別では 40代(1例)、50代(1例)、60代(1例)、70代(2例)、80歳以上(1例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2020年第50週〜2021年第1週)の報告はなかった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第1週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。