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更新日:2021/03/16
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第9週(3月1日〜3月7日)2021年3月10日現在」を令和3年3月12日に公表した。
(コメント) 2021年第9週の定点当たり報告数は0.01(患者報告数26)となり、前週の定点当たり報告数0.01と同程度であった。都道府県別では兵庫県(0.03)、島根県(0.03)、宮城県(0.02)、茨城県(0.02)、京都府(0.02)、の順となっている。7県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。14府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.0万人(95%信頼区間:0〜0.0万人)となり、前週の推計値(約0.0万人)と同程度であった。また、2020年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1.4万人となった。
全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は3例であり、前週(6例)より減少した。3道県から報告があり、年齢別では1〜9歳(1例)、80歳以上(2例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2021年第5週〜2021年第9週)では、第6週の報告としてAH3亜型が2件あった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第9週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。