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更新日:2022/12/27
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第49週(12月5日〜12月11日)2022年12月14日現在」を令和4年12月16日に公表した。
(コメント) 2022年第49週の定点当たり報告数は0.25(患者報告数1,238)となり、前週の定点当たり報告数0.13(患者報告数636)よりも増加した。都道府県別では岩手県(1.57)、大阪府(0.65)、富山県(0.58)、東京都(0.50)、熊本県(0.50)、神奈川県(0.45)、岡山県(0.45)、京都府(0.41)、静岡県(0.26)、福岡県(0.25)の順となっている。37都道府県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられた。7都道府県で前週の定点当たり報告数よりも減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約0.8万人(95%信頼区間:0.7〜1万人)となり、前週の推計値(約0.6万人)よりも増加した。年齢別では、0〜4歳が約0.1万人、5〜9歳が約0.2万人、10〜14歳が約0.1万人、15〜19歳が約0.1万人、20代が約0.2万人、30代が約0.1万人となっている。また、2022年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約3.5万人となった。
全国の保健所地域で、警報レベル、注意報レベルを超えている地域はなかった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は12例であり、前週(5例)から増加した。9都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(3例)、5〜9歳(2例)、10〜14歳(1例)、15〜19歳(1例)、20代(1例)、50代(1例)、60代(1例)、80歳以上(2例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2022年第45週〜2022年第49週)では、AH3亜型が6件あった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。