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更新日:2014/05/27
インフルエンザ情報
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ2014年 第20週 (5月12日〜5月18日) 2014年5月21日現在」を平成26年5月23日に公表した。
(コメント)
2014年第20週の定点当たり報告数は0.83(患者報告数4,076)となり、第17週以降、4週連続して減少がみられた。都道府県別では沖縄県(8.05)、山形県(4.25)、長野県(2.08)、岩手県(1.98)、福島県(1.82)の順となっている。38都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは0箇所となり、注意報レベルを超えている保健所地域は1箇所(1県)となった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約5万人(95%信頼区間:4〜5万人)となり、前週の推計値(約7万人)よりも減少した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳、15〜19歳、40代の年代がそれぞれ約1万人となっている。また、2013年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,569万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は32例であり、第19週(64例)より減少した。16都道府県から報告があり、年齢別では1〜9歳(15例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(2例)、60代(2例)、70代(6例)、80歳以上(5例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっているが、直近の5週間(2014年第16週〜第20週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっている。詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html#graph)を参照されたい。
なお、第16週〜第20週までの都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。