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インフルエンザ最新情報(第48週11月24日〜11月30日)
掲載日:2014/12/05
更新日:2014/12/05
※ 更新から1年以上経過した情報です。内容が最新でない可能性があります。


インフルエンザ情報
 

 

  国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第48週(11月24日〜11月30日)平成26年12月3日現在」を平成26年12月5日に公表した。


(コメント)
 2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いている。2014年第48週の定点当たり報告数は1.90(患者報告数9,396)となり、全国的な流行開始の指標である1.00を初めて上回った。都道府県別では岩手県(10.52)、福島県(6.41)、埼玉県(5.05)、神奈川県(4.04)、東京都(3.62)、千葉県(2.90)、奈良県(2.67)、長崎県(1.93)の順となっており、46都道府県で前週の報告数よりも増加が見られた。
 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは1箇所(1県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は8箇所(1道1都1府4県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:10〜11万人)となり、前週の推計値(約4万人)よりも増加した。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳がそれぞれ約3万人、0〜4歳、15〜19歳、20代、30代、40代がそれぞれ約1万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約19万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は56例であり、第47週(38例)より増加した。23都道府県から報告があり、年齢別では0歳(4例)、1〜9歳(19例)、10代(3例)、20代(1例)、30代(1例)、60代(3例)、70代(9例)、80歳以上(16例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第44週〜第48週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでAH1pdm09の順となり、B型は検出されていない。
 詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。


 なお、第48週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。

 

 

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