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更新日:2014/12/12
インフルエンザ情報
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第49週(12月1日〜12月7日)平成26年12月10日現在」を平成26年12月12日に公表した。
(コメント)
2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いている。2014年第49週の定点当たり報告数は3.49(患者報告数17,192)となり、前週の定点当たり報告数1.90よりも増加した。都道府県別では岩手県(11.55)、埼玉県(9.49)、福島県(7.68)、神奈川県(6.85)、東京都(5.86)、北海道(5.76)、千葉県(5.62)、奈良県(5.11)、京都府(3.60)、長野県(3.44)の順となっており、44都道府県で前週の報告数よりも増加が見られた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは3箇所(1道2県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は29箇所(1道1都2府6県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約16万人(95%信頼区間:16〜17万人)となり、前週の推計値(約10万人)よりも増加した。年齢別では、10〜14歳が約5万人、5〜9歳が約4万人、0〜4歳が約2万人、15〜19歳、20代、30代、40代、50代がそれぞれ約1万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約35万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は112例であり、第48週(59例)より増加した。31都道府県から報告があり、年齢別では0歳(6例)、1〜9歳(41例)、10代(10例)、20代(2例)、30代(1例)、40代(1例)、50代(2例)、60代(7例)、70代(14例)、80歳以上(28例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第45週〜第49週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
なお、第49週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。