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更新日:2015/01/16
インフルエンザ情報
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第02週(1月5日〜1月11日)平成27年1月14日現在」を平成27年1月16日に公表した。
(コメント)
2014/2015年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いていたが、前週である2015年第1週には一旦減少した。第2週には定点当たり報告数は33.28(患者報告数163,716)となり、前週(定点当たり報告数21.46)よりも増加した。都道府県別では宮崎県(76.42)、沖縄県(62.98)、熊本県(57.23)、福岡県(54.29)、長崎県(50.86)、佐賀県(46.36)、大分県(45.88)、静岡県(44.83)、愛知県(44.27)、岡山県(42.99)、香川県(41.08)、山梨県(40.85)、徳島県(40.37)の順となっており、42都府県で前週の報告数よりも増加がみられたが、5道県では前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは339箇所(1道1都2府42県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は208箇所(1道1都2府37県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約206万人(95%信頼区間:194〜219万人)となり、前週の推計値(約139万人)よりも増加した。年齢別では、20代が約30万人、30代が約28万人、40代が約26万人、0〜4歳、5〜9歳、50代、70歳以上がそれぞれ約20万人、10〜14歳が約16万人、60代が約15万人、15〜19歳が約13万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約624万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は1,763例であり、第1週(1,115例)より増加した。47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(114例)、1〜9歳(271例)、10代(49例)、20代(38例)、30代(40例)、40代(40例)、50代(65例)、60代(147例)、70代(298例)、80歳以上(701例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2014年第50週〜2015年第2週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
なお、第02週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。