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更新日:2015/02/20
インフルエンザ情報
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第07週(2月9日〜2月15日)平成27年2月18日現在」を平成27年2月20日に公表した。
(コメント)
2015年第7週の定点当たり報告数は12.15(患者報告数60,030)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして3週連続で減少した。都道府県別では福井県(23.44)、新潟県(21.57)、大分県(20.62)、沖縄県(20.03)、鹿児島県(19.89)、高知県(19.35)、岩手県(17.43)、愛知県(17.36)、山口県(17.29)、の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは281箇所(1道1都2府42県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は36箇所(1道1都2府15県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約59万人(95%信頼区間:54〜64万人)となり、前週の推計値(約91万人)より減少した。年齢別では、5〜9歳が約11万人、10〜14歳が約9万人、0〜4歳が約7万人、30代、40代がそれぞれ約6万人、70歳以上が約5万人、20代、50代がそれぞれ約4万人、15〜19歳、60代がそれぞれ約3万人となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,302万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は547例であり、第6週(806例)より減少した。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(30例)、1〜9歳(101例)、10代(20例)、20代(4例)、30代(12例)、40代(6例)、50代(19例)、60代(45例)、70代(92例)、80歳以上(218例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第3週〜2015年第7週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっている。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第03週〜第07週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。