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更新日:2015/05/07
インフルエンザ情報
国立感染症研究所感染症情報センター( http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html )は、「インフルエンザ流行マップ第17週(4月20日〜4月26日)平成27年4月30日現在」を平成27年5月7日に公表した。
(コメント)
2015年第17週の定点当たり報告数は2.02(患者報告数9,952)となり、前週の定点当たり2.06よりも減少した。都道府県別では沖縄県(7.88)、山形県(5.65)、岩手県(4.06)、新潟県(3.97)、富山県(3.79)、福島県(3.52)、佐賀県(3.23)、岡山県(3.19)、鹿児島県(3.02)、宮崎県(3.00)の順となっており、21府県で前週の報告数よりも増加がみられ、26都道県で前週の報告数よりも減少がみられた。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは3箇所(3都県)であり、注意報レベルを超えている保健所地域は8箇所(7県)であった。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関を、この1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:9〜11万人)となり、前週の推計値(約10万人)と同程度であった。年齢別では、5〜9歳、10〜14歳がそれぞれ約2万人、0〜4歳、15〜19歳、30代、40代、50代、60代、70歳以上がそれぞれ約1万人の順となっている。また、2014年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約1,489万人となった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は72例であり、第16週(89例)より減少した。31都道府県から報告があり、年齢別では0歳(5例)、1〜9歳(25例)、10代(3例)、20代(2例)、30代(3例)、40代(1例)、50代(1例)、60代(8例)、70代(11例)、80歳以上(13例)であった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第13週〜2015年第17週)ではB型の検出割合が最も多く、次いでAH3亜型、AH1pdm09の順となっている。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
第13週〜第17週の都道府県別の定点当たり報告数【感染症情報センター発表の「感染症発生動向調査週報」等を基に機構で作成】
※定点とは、発生動向調査の観測用に選ばれた医療機関のことで、地域の流行状況について全体の傾向を可能な限り反映できるように、保健所ごとに設定されています。