医師法により、医師は、医療および保健指導を掌ることによって公衆衛生の向上および増進に寄与し 、もって国民の健康な生活を確保するものとされる。医業の独占者であるがゆえに、診療義務(応招義務)、処方せん...(詳細を見る)
一般病床とは、主に急性疾患の患者を対象とする病床をいう。高齢化の進展等に伴う疾病構造の変化などを踏まえ、良質な医療を効率的に提供する体制を確立するため、入院医療を提供する体制の整備、医療における情報提...(詳細を見る)
都道府県が地域の実情に応じて定める医療提供体制の確保を図るための計画。厚生労働大臣が定める基本方針に即して定められ、少なくとも5年ごとに評価・検討を行った上で必要に応じて変更される。次の事項については...(詳細を見る)
保健・医療機関等に従事するソーシャルワーカーをいう。疾病や心身障害等によって生じる患者や家族の悩みや諸問題の解決、援助を行う。具体的には 経済、職業、家庭生活等の問題を調整・解決するために、社会保障、...(詳細を見る)
たんの吸引や鼻などから管を通して栄養剤を流し込む経管栄養など、在宅で家族が日常的に行っている医療的介助行為を、医師法上の「医療行為」と区別して「医療的ケア」と呼んでいる。医療的ケアができるのは医師、看...(詳細を見る)
わが国の医療供給体制の基本となる法律。医療を受ける者の利益保護と良質で適切な医療を効率的に提供する体制の確保を図ることにより、国民の健康の保持に寄与することを目的としている。医療に関する選択の支援、医...(詳細を見る)
医療法に基づき、病院、医師・歯科医師が常時勤務する診療所、介護老人保健施設を開設しようとする社団又は財団で、都道府県知事の認可を受けて設立される法人。公益性は要求されないものの、その営利性は否定されて...(詳細を見る)
相互扶助の精神のもと、疾病、負傷、死亡又は出産などの事態に備えて各人の収入に応じた保険料を徴収し、医療サービスの提供を主に行う制度。日本の医療保険制制度は大きく、サラリーマンが加入する被用者保険(職域...(詳細を見る)
口から食事を摂れない状態の方に対して栄養を補給する方法の一つ。胃に穴を開け、カテーテルを通して胃に直接栄養剤等を入れる方法。
医師・歯科医師が処方した処方せん記載の薬剤を、患者のかかりつけの薬局で受け取ることができる制度のこと。
患者が病気について十分な説明を受け、了解した上で、医師とともに治療法などを決定していくことをいう。「説明に基づく同意」とか「知らされた上での同意」などと訳されている。
栄養士法に基づき、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者。厚生労働大臣の指定した栄養士養成施設において2年以上栄養士として必要な知識および技能を修得し、都道府県知事の免許を受けなけれ...(詳細を見る)
突然の心停止状態になったときに、心臓に電気ショックを与えて、正常な拍動に戻す医療機器で、心停止の救命率に劇的な効果をもたらす。高度なコンピュータを内蔵し、電極を胸に貼ると、自動的に機械が心臓の動きを解...(詳細を見る)
致命的な疾患をもつ患者に対して、その生存期間を少しでも延長させようと努力する医療をいう。終末期医療、人生の最終段階における医療・ケアの問題でもあり、患者本人および家族の意向、医療スタッフを含めた広く多...(詳細を見る)
市民の権利を擁護し、不正、不当な行政執行や施設処遇に対する監視・観察、または苦情処理等を行う組織や任意団体のこと。
介護医療院は、要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である方に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護、機能訓練その他必要な医療、日常生活上の世話を行...(詳細を見る)
療養病床または老人性認知症疾患療養病棟を有する病院または診療所であって、それらの病床に入院しており病状が安定期にある要介護者に対して、施設サービス計画に基づき、療養上の管理、看護、医学的管理の下におけ...(詳細を見る)
介護保険法に規定されている介護保険施設の一つ。病状が安定期にある要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理下における介護、機能訓練その他必要な医療、日常生活上の世話を行う施設として、...(詳細を見る)
急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能する機能を有する病床。特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリ...(詳細を見る)
「かかりつけ医」は患者が医師を表現する言葉。患者と「かかりつけ医」の信頼関係にもとづいて、全国でさまざまな形でのかかりつけ医機能が発揮されている。「かかりつけ医」は、患者の自由な意思によって選択される...(詳細を見る)
保健師助産師看護師法に基づき、厚生労働大臣の免許を受けて、療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする方。看護師となるには国家試験に合格し免許を受けなければならない。看護師の活躍の場は、従来の病院...(詳細を見る)
患者申出療養とは、公的医療保険が使えない治療(未承認の新薬や医療機器等)であっても、医師の説明を受けて納得した上で治療を申し出れば、「保険が使える治療」との併用が認められる「保険外併用療養費制度」のこ...(詳細を見る)
病原性微生物が体内に侵入し、生育増殖することを感染という。感染により個体の組織を変化させたり生理的機能を障害するような疾病を感染症という。個体の抵抗力が強ければ、一定の症状を起こさないので、不顕性感染...(詳細を見る)
感染症病床とは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下、感染症法という)に規定する一類感染症、二類感染症および新感染症の患者を入院させるための病床をいう。感染症法では、病原体の...(詳細を見る)
栄養士法に基づき、管理栄養士の名称を用いて、@傷病者に対する療養のための必要な栄養指導、A個人の身体状況や栄養状態等に応じた高度の専門的知識および技術を要する健康の保持増進のための栄養指導、B特定多数...(詳細を見る)
義肢装具士法に定められた国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けた者で、医師の指示の下、義手、義足、体幹装具等の義肢装具を製作し、身体に適合させることを業とする方。医学的知識に加え、高度で複雑な工学...(詳細を見る)
急性病態にある患者を適切に救助し病院へ搬送し、医師、看護師、その他の医療従事者が診療・看護して、社会復帰させることを目的とした医療。わが国の救急医療体制は、重症度・緊急度に応じた初期、二次、三次という...(詳細を見る)
救急救命士法により定められた国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師の指示の下に救急救命処置を行うことを業とする方をいう。この場合の「救急救命処置」とは、症状が著しく悪化するおそれがある...(詳細を見る)
急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能する機能を有する病床。
従来、国(旧社会保険庁)で運営していた政府管掌健康保険は、2008(平成20)年10月新たに設立された全国健康保険協会が運営することとなった。この協会が運営する健康保険の愛称を「協会けんぽ」という。正...(詳細を見る)
結核病床とは、結核患者を入院させる病床のことをいう。一般病床の必置施設に加え、機械換気設備、感染予防のためのしゃ断その他必要な施設、一般病床に必置とされる消毒施設のほかに必要な消毒設備を有する。
社会保険や社会福祉における給付形態の一つ。サービス利用者が抱えもつ問題や障害による経済的不足を補うとともに、減免・控除により負担の軽減を図り、生活の安定と向上を目的としている。現金給付は、@直接金銭の...(詳細を見る)
健康保険事業を運営するために、事業主およびその事業所に使用される従業員を組合員として組織された法人。組合の設立は、単一企業による場合と、同種同業の複数の企業による場合があり、前者の場合には700人以上...(詳細を見る)
労働者又はその被扶養者の業務災害以外の疾病、負傷、死亡又は出産による保険給付を定めた法律。保険者、被保険者、保険給付、保険事業および福祉事業、費用の負担、不服申立、罰則等を定めている。
言語聴覚士法に定められた国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けた方で、音声機能、言語機能または聴覚に障害のある方の機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査および助言、指導そ...(詳細を見る)
社会保険や社会福祉における給付形態の一つ。医療サービス、介護サービスなどを利用者へ直接的に現物の形態で提供すること。医療サービスは、診療、投薬など病気やケガの治療のために必要な給付を行う。介護サービス...(詳細を見る)
健康保険、国民健康保険等の医療保険制度において、1年間に被保険者(組合員)またはその被扶養者が療養に際して支払った一部負担金等の額および介護保険の介護サービス利用者負担額の合計が著しく高額となった場合...(詳細を見る)
健康保険、国民健康保険等の医療保険制度において、被保険者(組合員)またはその被扶養者が療養に際して支払った一部負担金等の額が高額となった場合に支給される現金給付。具体的には、同一の月に同一の保険医療機...(詳細を見る)
後期高齢者医療の事務を処理するため、都道府県の区域毎に区域内の全ての市区町村が加入する広域連合。保険料の決定、医療給付等の事務を処理し、財政責任をもつ運営主体という意味では、後期高齢者医療の保険者であ...(詳細を見る)
2008(平成20)年、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、高齢者の疾病、負傷、死亡に関して必要な医療給付を行う制度が創設された。運営主体は都道府県ごとにすべての市区町村が加入して設立された後期高...(詳細を見る)
厚生年金保険、厚生年金基金及び企業年金連合会について定めた法律。労働者の老齢、障害又は死亡について保険給付を行い、労働者及びその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的としている。労働者年金保...(詳細を見る)
急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能を有する病床。救命救急病棟、集中治療室、ハイケアユニット、新生児集中治療室、新生児治療回復室、小児集中治療室、総合周産...(詳細を見る)
国や地方公共団体が、医療受益者に代わってその医療費を負担する制度。@生活保護法による医療扶助、障害者総合支援法による更生医療、育成医療、精神通院医療等の福祉的なもの、A戦傷病者特別援護法による療養の給...(詳細を見る)
2006(平成18)年の「健康保険法等の一部を改正する法律」により、老人保健法を改称し、高齢期における適切な医療の確保について定めた法律。@医療費適正化推進のための計画を作成し、A保険者による健康診査...(詳細を見る)
食物や異物を気管内に吸い込んでしまうこと。嚥下痛、嚥下に関する神経・筋の障害、意識状態が低下している場合等に起きやすく、特に高齢者では誤嚥性肺炎を起こしやすいので注意が必要である。誤嚥した場合は窒息の...(詳細を見る)
すべての国民を、何らかの医療保険でカバーした社会保障制度。1958(昭和33)年の国民健康保険法の全文改正により、1961(昭和36)年より実施された。その段階で、各種医療保険が適用されなかったものは...(詳細を見る)
国民健康保険の保険者として、組合員とその家族に保険給付を行う法人。自営業者等で、同種の事業または業務に従事する者300人以上で組織される。現在、国民健康保険組合を設立している主な業種は、医師、歯科医師...(詳細を見る)
国民健康保険事業の健全な運営を確保し、社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする法律。国民健康保険は、健康保険等被用者保険の被保険者およびその被扶養者以外の方を対象とし、これらの者の疾病、負...(詳細を見る)
国家公務員共済組合法により、国家公務員とその被扶養者の疾病、負傷、出産、死亡等に対して給付を行うための共済組合。各省庁単位で共済組合をもち、療養の給付等の短期給付および退職共済年金等の長期給付を行って...(詳細を見る)
病院職員のうち、診療補助部門の職員を総称したもの。看護師、臨床検査技師、薬剤師、診療放射線技師等、医師や歯科医師の指示の下に業務を行う医療技術者。コメディカルスタッフ、パラメディカルスタッフともいう。...(詳細を見る)
慢性疾患患者や寝たきりなどの要介護者の自宅療養に際して、病気や障害の影響を最小限にとどめるために提供される医療システムをいう。従来の施設中心の医療システムでは、在院日数や医療費の増大等の要因により十分...(詳細を見る)
肺繊維症、慢性気管支炎、肺気腫などの慢性呼吸器疾患あるいは難病などにより慢性呼吸不全状態にある患者が在宅で行う酸素吸入治療法。動脈血酸素圧が著しく低下するため医師が必要と認めたものに対して行われ、健康...(詳細を見る)
長期にわたり持続的に人工呼吸器を必要とし、かつ安定した症状にあるものについて在宅において実施する呼吸療法をいう。対象となるのは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病などの神経難病、長期の意識障...(詳細を見る)
ホスピスとは、治療の効果がこれ以上期待できないがん患者等に対し、苦痛を軽減するための支援を行う施設およびそのプログラムをいうが、在宅ホスピスとは、患者の生活の場である自宅において、実施されるホスピスケ...(詳細を見る)
身体または精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力または社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行わせることをいう。使われる作業活動には、@日常生活における個人的活動(日常...(詳細を見る)
理学療法士及び作業療法士法に定められた国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師の指示の下に、作業療法を行うことを業とする方。作業療法士の活躍する領域は、病院や診療所、リハビリテーションセ...(詳細を見る)
先発医薬品(新薬)と有効成分、その含有量が同じで、効能・効果、安全性の等しい医療用の医薬品のこと。価格は先発医薬品の概ね7割以下、中には5割以下の薬もあるなど、先発医薬品と比べて大幅に安いのが特徴であ...(詳細を見る)
歯科医業をなすことを国により許可された方。歯科医業の独占者であるがゆえに、医師と同様、診療義務(応招義務)、処方せん等交付義務、保健指導を行う義務、診療録の記載および保存の義務など、さまざまな義務を負...(詳細を見る)
歯科衛生士法に定められた国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた方で、歯科医師の直接の指導の下に、歯牙および口腔の疾患の予防処置として、歯牙付着物の除去、薬物の塗布をすることを業とする者。歯科診療の...(詳細を見る)
歯科技工士法に定められた国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた方で、歯科医療の用に供する補綴物、充てん物、矯正装置を作成、修理、加工することを業とする方。
社会保障制度改革推進法に基づく法制上の措置として、同法に規定する社会保障制度改革国民会議における審議の結果等を踏まえ、同法第1条に規定する社会保障制度改革について、その全体像及び進め方を明らかにすると...(詳細を見る)
突然の心停止状態になったときに、心臓に電気ショックを与えて、正常な拍動に戻す医療機器で、心停止の救命率に劇的な効果をもたらす。高度なコンピュータを内蔵し、電極を胸に貼ると、自動的に機械が心臓の動きを解...(詳細を見る)
視能訓練士法によって定められた国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある方に対してその両眼視機能の回復のための矯正訓練およびこれに必要な検査を行うことを業...(詳細を見る)
医療法人のうち、救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療など地域において特に必要とされる公益性の高い医療の実施を要件として、都道府県知事の認定を受けたものをいう。一般の医療法人とは異なり、...(詳細を見る)
健康保険法等の規定による療養の給付およびこれに相当する費用について、保険医療機関(薬局)から提出された診療報酬請求書(レセプト)を審査し、診療報酬の迅速適正な支払いを行うことを目的に設立された法人。各...(詳細を見る)
近年の急速な少子高齢化の進展等による社会保障給付に要する費用の増大および生産年齢人口の減少に伴い、社会保険料に係る国民の負担が増大するとともに、国および地方公共団体の財政状況が社会保障制度に係る負担の...(詳細を見る)
終末期の医療・看護・介護。治癒の見込みがなく、死期が近づいた患者に対し、延命治療中心でなく、患者の人格を尊重したケア中心の包括的な援助を行うこと。身体的苦痛や死に直面する恐怖を緩和し、残された人生をそ...(詳細を見る)
ある患者や家族の診療を長期的に担当する、かかりつけの医師のこと。また病院等では、ある患者に関し複数の医師が関与するが、その中でも診察から治療までのすべての過程で中心的に担当する医師のこともいう。
都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師または看護師の指示を受け、療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする方。准看護師となるには准看護師試験に合格し免許を受けなければならない。
被用者を対象とする社会保険。国民健康保険および国民年金を除いた保険の総称で、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働者災害補償保険、船員保険、各種共済がこれに該当する。
保健師助産師看護師法に基づき、厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、褥婦(出産後の女性)もしくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子。助産師となるには看護師の資格を有した後、助産師国家試験に合...(詳細を見る)
助産師が公衆または特定多数の人のためその業務をなす場所をいう。助産所は妊婦、産婦または褥婦(出産後の女性)10人以上の入所施設を有してはならないとされている。
私立学校の教職員の病気、負傷、退職、障害、死亡等に関する給付を行う制度。年金給付は長期給付と呼ばれ、退職共済年金、障害共済年金、遺族共済年金が支給されているが、被用者年金制度の一元化等による年金法改正...(詳細を見る)
診療放射線技師法に定められた国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師または歯科医師の指示の下で、エックス線等の放射線を人体に照射、撮影を行うことを業とする方。
厚生労働省の定める診療報酬の算定方法(点数表)に基づいて、療養の給付等の費用について、保険医療機関、保険薬局に支払われる報酬のこと。報酬は点数表に定められ、社会保険診療報酬支払基金により審査を受け支払...(詳細を見る)
これまで成人病といわれてきたものを、健康増進と発病予防に各人が主体的に取り組むよう認識を改める呼び方に変えたもの。生活習慣が発症に深く関与しているものとして、喫煙と肺がんや肺気腫、動物性脂肪の過剰摂取...(詳細を見る)
一般的な考えは、生活者の満足感・安定感・幸福感を規定している諸要因の質。諸要因の一方に生活者自身の意識構造、もう一方に生活の場の諸環境があると考えられる。この両空間のバランスや調和のある状態を質的に高...(詳細を見る)
精神保健福祉法において、医療法の規定に基づく病院であって、主として精神障害者を収容し、医療および保護を行う病院。都道府県は原則として精神科病院を設置しなければならないが、国、都道府県および地方独立行政...(詳細を見る)
精神病床とは、精神疾患を有する患者を入院させるための病床をいう。一般病床の必置施設に加え、精神疾患の特性を踏まえた適切な医療の提供および患者の保護のために必要な施設を有する。
主治医によって示された診断や治療方針について、主治医以外の医師(専門医等)に意見を聞くこと。日本では「患者中心の医療」の認識の浸透とともに推奨されるようになった。その目的には、@主治医の診断や方針の確...(詳細を見る)
船員の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とし、船員又はその被扶養者の職務外の事由による疾病、負傷、出産、死亡に関する保険給付や、労働者災害補償保険による保険給付と併せて船員の職務上の事由又は通...(詳細を見る)
一般的には社会福祉従事者の総称として使われることが多いが、福祉倫理に基づき、専門的な知識・技術を有して、利用者の立場で質の高い福祉サービスの提供に努め、社会福祉援助を行う専門職を指すこともある。
傷病により「不治かつ末期」になったときに、本人の意思に基づいて延命治療が中止され、死に至ることを尊厳死という。安楽死という用語は本人の意思に基づかない場合にも使用されるが、尊厳死はあくまで本人の意思に...(詳細を見る)
団塊の世代が75歳以上となる2025年(令和7年)に向けて、病床の機能分化・連携、在宅医療・介護の推進、医療・介護従事者の確保・勤務環境の改善等、「効率的かつ質の高い医療提供体制の構築」と「地域包括ケ...(詳細を見る)
高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が増大していく中で、患者それぞれの状態にふさわしい良質で適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められている。そのためには、医療機能の分化・...(詳細を見る)
地域医療支援センターとは、都道府県が責任を持って医師の地域偏在の解消に取り組むための組織。地域枠医師や地域医療支援センター自らが確保した医師などを活用しながら、キャリア形成支援と一体的に、地域の医師不...(詳細を見る)
持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律(プログラム法)に基づく措置として、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進し、医療法、介護保険法等の関係法律について所要の整備等を行...(詳細を見る)
平成26年度の診療報酬改定にて、「地域包括ケア病棟」が新設された。2025(令和7)年に向けた医療提供体制の中で、患者の生活の質の向上を目的として、高度急性期・急性期医療から在宅療養までを繋ぐ病棟の役...(詳細を見る)
75歳未満の職域保険に加入していない方(自営業者・農林水産業者・無職者など)を対象とする社会保険。国民健康保険がこれにあたる。
地方公務員等共済組合法により、地方公務員とその被扶養者の疾病、負傷、出産、死亡等に対して給付を行うための共済組合。職員の区分により共済組合をもち、療養の給付等の短期給付および退職共済年金等の長期給付を...(詳細を見る)
DPC制度は、急性期入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度であり、DPC病院とは、包括医療費支払い制度方式を採用している病院のことをいう。平成15年度から、特定機能病院を対象に、定額算定方式として...(詳細を見る)
病院を機能別に分類したときの一つで、一般の医療機関では実施困難な手術や高度先進医療などを行う病院として、厚生労働大臣が承認した病院。特定機能病院となるには、@集中治療室等の高度な医療機器・施設、研修施...(詳細を見る)
糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の予防を目的として行われる健康診査。従来の老人保健事業が行ってきた基本健康診査の健診項目を基本に、メタボリックシンドロームの概念に基づいた腹囲の測定やHDL・...(詳細を見る)
特定健康診査の結果により、生活習慣病の発症リスクが高く、健康の保持に努める必要があるとされた方に対して行われる保健上の指導。リスクの程度に応じて、「動機付け支援」と「積極的支援」に分類される。国の特定...(詳細を見る)
介護保険第1号保険料のほか国民健康保険料(税)および後期高齢者医療保険料の徴収方法の一つ。被保険者が一定額(年額18万円)以上の公的な老齢年金等を受給している場合には、年金保険者が年金を支給する際に年...(詳細を見る)
介護保険制度下の第1号保険料の徴収方法の一つ。第1号被保険者が、一定額(年額18万円)以上の公的な老齢年金等を受給している場合には、年金保険者が年金を支給する際に、年金から介護保険料を天引きし、市町村...(詳細を見る)
臓器提供者。臓器移植の手術の際に、必要な移植臓器を提供する方。
平成18年度診療報酬改定によって新設された診療報酬。急性期の入院患者7人に対して常時看護師1人以上を配置するもので、従来の10対1看護配置よりも手厚い看護体制であり、高度医療への対応、医療安全の確保が...(詳細を見る)
医学的に明確に定義された病気の名称ではなく、一般的に「治りにくい病気」や「不治の病」のことを指す。昭和47(1972) 年の厚生省(当時)の「難病対策要綱」では、@原因不明、治療方針未確立で、後遺症を...(詳細を見る)
人間が毎日の生活を送るための基本的動作群のことであり、具体的には、@身の回り動作(食事、更衣、整容、トイレ、入浴の各動作)、A移動動作、Bその他の生活関連動作(家事動作、交通機関の利用等)がある。「A...(詳細を見る)
被用者を対象とする社会保険。国民健康保険および国民年金を除いた保険の総称で、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働者災害補償保険、船員保険、各種共済がこれに該当する。
平成26年2月、「医療介護総合確保推進法」の法律案が国会に提出された。持続可能な社会保障制度の確立のために、医療法や介護保険法など19の法律を一括で改正する内容となっており、医療法の改正内容として病床...(詳細を見る)
健康保険法、国民健康保険法等に基づいて療養の給付を行う病院または診療所。厚生労働大臣の指定・登録を受けなければならない。指定の効力は6年であり、その都度、指定を更新する必要がある。規則違反等の場合には...(詳細を見る)
医療保険における給付の一つで、被保険者が保険の適用されない評価療養および選定療養を受けた際に、療養全体にかかる費用のうち保険の対象となる基礎的部分の費用として支給される療養費をいう。評価療養は先進医療...(詳細を見る)
保険事故が発生した場合に、被保険者に支給される金銭や提供されるサービス・物品をいう。医療保険制度では医師の診療や各種の給付金を指し、介護保険制度では介護サービスを指す。
社会保険の制度に共通する用語。保険事故(やはり社会保険の制度に共通する用語で、制度の対象となる出来事を指す。介護保険は「要介護状態」または「要支援状態」)が発生した場合に、被保険者に支給される、金銭や...(詳細を見る)
保健師助産師看護師法に基づき、厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする方。多くは公的機関である保健所や市町村保健センターに勤務し、地域住民の公衆衛生に必要な保...(詳細を見る)
保険者とは、医療保険事業を運営し、保険料を徴収して、保険給付その他の事業を行う者をいう。全国健康保険協会管掌健康保険の保険者は全国健康保険協会、組合管掌健康保険は健康保険組合、国民健康保険は市区町村又...(詳細を見る)
社会保険の制度に共通する用語で、制度運営の責任者、実施主体を指す。医療保険制度では、全国健康保険協会管掌健康保険の保険者は全国健康保険協会、組合管掌健康保険は健康保険組合、国民健康保険は市区町村または...(詳細を見る)
地域における公衆衛生の向上および増進を目的とした行政機関。地域保健法に基づき、地域住民の健康増進、伝染病その他の疾病予防、環境衛生、母子・老人・精神保健、衛生上の試験・検査等のさまざまな業務を行ってい...(詳細を見る)
住民に対し、健康相談、保健指導および健康診査、その他地域保健に関し必要な事業を行うことを目的とする施設。設置主体は市区町村、特別区等。
治療的効果がこれ以上期待できない苦痛の強いがん患者等およびその家族に対して、専門的なケアによって、身体的、精神的な苦痛の軽減を図り、安らかな死を迎えられるよう全人的に支援するための施設。
マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きカードのことをいう。表面に「顔写真」と「氏名」「住所」「生年月日」「性別」などが表示され、裏面に「マイナンバー(個人番号)」などが記載されている。I...(詳細を見る)
マイナンバー(個人番号)は、日本国内に住民票を有する全ての人に通知される12桁の番号。社会保障、税、災害対策の分野で保有する個人情報とマイナンバーとを紐づけて効率的に情報の管理を行い、さらにマイナンバ...(詳細を見る)
長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能を有する病床。長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者または難病患者等を入院させる機能を有する病床。
診療所のうち、患者の入院施設を有しないもの。
生活習慣病の高血圧、脂質異常症、糖尿病の共通の原因として内臓脂肪型の肥満が注目され、そのためこれらの疾患を複数もっている状態をメタボリックシンドローム(代謝異常症候群)という。メタボリックシンドローム...(詳細を見る)
薬剤師法に基づく国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けて、調剤、医薬品の供給等薬事衛生をつかさどることを業務とする方。調剤については薬剤師の独占業務である。また、調剤の求めがあった場合には、正当な理...(詳細を見る)
医療保険で使用できる医薬品の品目と請求価格について定めた基準。健康保険法が根拠法となっており、社会保険診療報酬の算定の基準となっている。市場での実勢価格を考慮し、2年に1度全面改定が行われているが、2...(詳細を見る)
診療所のうち、19床以下の患者の入院施設を有するもの。20床以上の患者の入院施設を有する施設は病院と呼ぶ。
身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るために、治療体操その他の運動を行わせるとともに、電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。整形外科的手術、矯正また...(詳細を見る)
理学療法士及び作業療法士法に定められた国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師の指示の下に、理学療法を行うことを業とする方。理学療法士の活躍する領域は、病院や診療所、リハビリテーションセ...(詳細を見る)
心身に障害のある者の全人間的復権を理念として、障害者の能力を最大限に発揮させ、その自立を促すために行われる専門的技術をいう。
心身に障害のある者の全人間的復権を理念として、高齢者や障害者等の能力を最大限に発揮させ、その自立を促すために行われる専門的技術をいう。医師の指示のもと、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士等によって行わ...(詳細を見る)
本人が納得して、意思の確認ができるうちに、単なる延命治療を拒否し、終末期に入り意思の確認がとれない場合は延命治療をやめるという本人の意思およびその意思を表明した文書等のことをいう。
単なる延命治療を拒否し、終末期に入り意思の確認がとれない場合は延命治療をやめる、という本人の意思を表明した文書等のことをいう。介護保険施設などでも、入所時や入所中に、意思確認等を行っている。
療養病床とは、主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床をいう。一般病床の必置施設に加え、機能訓練室、談話室等を有し、医療療養型病床(慢性期の状態にあって入院医療を必要とする患者に...(詳細を見る)
臨床検査技師等に関する法律に国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師または歯科医師の指示の下で臨床検査を行うことを業とする方。臨床検査技師が行う臨床検査には、微生物学的検査、血清学的検査、...(詳細を見る)
臨床工学技士法に定められた国家試験に合格し厚生労働大臣の免許を受けた方で、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作および保守点検を行うことを業とする医療専門職種。医療機器の高度化・複雑化が進む中、医師...(詳細を見る)
診療報酬明細書のこと。保険医療機関、療養取扱機関等が診療報酬を請求する場合は、診療報酬請求書に診療報酬明細書を添えて、社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険団体連合会等に提出することになっている。診療...(詳細を見る)