視覚障害者とともに歩き、その移動と生活を助ける盲導犬を育てる
しごとの内容
視覚障害者の目や足となって外出を介助する犬を盲導犬として訓練し、養成します。盲導犬訓練士として経験を2年以上積めば視覚障害者に対し、歩行の指導を行う盲導犬歩行指導員の道も開かれます。
主な職場
盲導犬訓練施設(全国10団体)
将来性
視覚障害者は現在、全国で約31万人いますが、このうち、適応があり、使用を希望している人の数は約3,000人といわれています。これに対し、実働している盲導犬は2023年3月末時点で836頭です。盲導犬育成は視覚障害者にとっての社会的障壁をなくして、あるいは小さくしてQOL(生活の質)向上に寄与する大事な仕事です。
出典:「2022年度盲導犬訓練施設年次報告書」|社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会
(http://www.ncawb.org/download/guide_dog_2022.pdf)
従事者数
92人(歩行指導員を含む。2023年3月末現在)
出典:「2022年度盲導犬訓練施設年次報告書」|社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会
(http://www.ncawb.org/download/guide_dog_2022.pdf)
勤務形態
日勤が一般的ですが、夜勤や宿直などもあります。
給与水準
団体によって差がありますが、月収は20万円前後が相場です。
資格取得のルート
主に2つのルートがあります。1つは国家公安委員会に盲導犬訓練施設として指定された法人に勤め、研修を約3年受けて認定を受けるルートです。
もう1つは2004年に設立された日本盲導犬協会付設盲導犬訓練士学校に入学するルートですが、入学の倍率は約20倍の“狭き門”です。学生の募集を行っていない年もあるため、問い合わせが必要です。
関連団体・組織
公益財団法人日本盲導犬協会
https://www.moudouken.net/