節水方法
2013年5月(施行は平成26年度予定)、省エネ法が改正され、この中でトップランナー制度が建築材料等へも拡充されることも決まり、水回り設備(浴槽、シャワー、蛇口等)がその一部として指定されました。これは、エネルギーを大量に使用する機器に加えて、それらの機器とともに使用する関連機器も対象にしたものです。今後、節水性能をうたった機器がより多く登場し、節水への関心が高まることでしょう。まずは自事業所の水道代金を調べ、電気料金の何割に相当するかを確認してください。意外と大きいことに驚き、節水の必要性に気づくはずです。
運用での節水
上下水コストの認識、再利用(風呂水、雨水)、まとめて対処(食器洗い、洗濯)。
機器使用での節水
・節水コマ・・・・・・・・配管、水栓の途中にリング状の部品を挿入し水圧を下げる
・節水シャワー・・・・ 空気を巻き込んだ流れを作り体感水量を増やす、手元栓による止水
・節水トイレ・・・・・・ 少ない水量での水洗が可能、ただし汚水配管のつまりに注意
・擬音装置・・・・・・・ 水洗使用回数の減少
・節水栓・・・・・・ ・・・ 低流量、定水量
OA機器の上手な運用
東日本大震災後の電力不足で、多くの事業所でOA機器の省エネ、節電対策に取り組んだことと思われますが、まだまだ不徹底なところがみられます。もう一度OA機器の省エネ・節電対策を復習し身の回りを見直してください。
運用での省エネ・節電
使用台数の統合(使わないことが一番の省エネです)、省エネモードの設定(パソコン、複写機等多くのOA機器には省エネモード、オートオフモード等がありますので適切に設定してください)、画面輝度の調整(明るさを下げる)、待機電力ゼロ化(満充電時間が減るのでバッテリー寿命が延びる効果もある。SW付コンセント使用)、ピーク時間帯の電池での運用。
購入による省エネ
CRTから液晶への更新、デスクトップ型からノート型への更新、最新パソコンへの更新。
OA機器購入時の注意
オフィス機器8品目(コンピューター、ディスプレイ、プリンター、スキャナ、ファクス、複写機、複合機、デジタル印刷機)は世界7ケ国・地域で実施されている国際スタープログラムの対象になっています。省エネ性能にすぐれた上位25%の製品のみがロゴマークを使用できます。購入時はこのマークを参考にしてください。
※ この記事は月刊誌「WAM」平成26年1月号に掲載された記事を一部編集したものです。
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