4.医療的ケア児とその家族への支援を知りたいとき
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医療的ケア児について、国で行っている支援事業や当機構の事業を紹介しています
医療的ケア児とは、NICU等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう、たんの吸引や経管栄養等、医師により必要とされた医療的ケアが日常的に必要な児童のことです。
医学の進歩に伴い、医療的ケア児は増加傾向にあり、令和元年度の推計では全国で20,000人を超えているとされています。
(出典 医療的ケア児について【811KB】(厚生労働省))
2016年の改正障害者総合支援法の成立により、医療的ケア児とその家族への制度的な支援が始まりました。
障害者総合支援法等では、居宅介護サービス、地域生活支援事業等の制度が定められ、住み慣れた地域で安心して生活していくための各種のサービスを受けることができます。
医療的ケア児は、日常生活を営むために必要な医療的ケアを受けるため、通院や外出時等にも切れ目ないケアを行う環境を整える必要がありますが、医療的ケアに対応できる専門的な人材やサービスの不足等で受け入れ先が限られるなど、家族への負担が非常に大きい実情があります。
そのため、医療的ケア児の支援環境の促進と地域生活支援の向上を目的として、医療的ケア児等総合支援事業が2019年から実施されています。
医療的ケア児の在宅支援には、医療、福祉、保健、子育て支援、教育等の多くの職種が連携して取り組むことが不可欠とされています。国では、地域における医療的ケア児とその家族の生活の質を向上させるため、各地域で各分野が連携して支援にあたることを目指しています。
「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が令和3年6月18日に公布され、令和3年9月18日に施行されました。
この法律では、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関し、基本理念を定め、国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、保育及び教育の拡充に係る施策その他必要な施策並びに医療的ケア児支援センターの指定等について定めることにより、医療的ケア児の健やかな成長を図るとともに、その家族の離職の防止に資し、もって安心して子どもを生み、育てることができる社会の実現に寄与することを目的としています。
<法律の概要について>
(出典 法律の概要【596KB】(厚生労働省))
『医療的ケアが必要な子どもと家族が、安心して心地よく暮らすために』
−医療的ケア児と家族を支えるサービスの取組紹介−
厚生労働省が、医療的ケアが必要な子どもと家族を支える取組について、取りまとめた報告書になります。
今回の調査は、子どもとケアを担う家族を支える障害福祉サービス等を実施する3つの法人を対象として実施され、サービス内容、子どもと家族がサービスを利用して生活する事例、家族と小児看護師のインタビューが掲載されています。
医療的ケア児の支給決定の円滑化について
乳幼児期(特に0〜2歳)の医療的ケア児が障害福祉サービスの支給決定を受けられにくいという課題を踏まえ、医療的ケアスコアを活用した支給決定や、障害者手帳がなくても支給決定が受けられる旨を明確化する通知改正等を行っています。
医療的ケア児等医療情報共有システム(MEIS)
全国どこでも必要な医療を受けられるように、かかりつけの病院以外でも医療等に関する情報を共有したい、そんなご要望にお応えするのが、「医療的ケア児等医療情報共有システム(MEIS)」です。もしも外出先で救急搬送された場合は、救急隊員や搬送先の医療機関が情報を閲覧できるようになります。
学校における医療的ケア
文部科学省が、学校における医療的ケアとして発出した事務連絡や調査研究に関する資料を掲載しています。
〜掲載内容〜
小学校等における医療的ケア実施支援資料
通知等
協議会・研修会等
調査結果等
当機構が行っている社会福祉振興助成事業(WAM助成)は、国庫補助金を財源とし、NPOやボランティア団体などが行う民間福祉活動を対象とした助成金制度です。
WAM助成e-ライブラリーにて、過去に行った助成事業の中で医療的ケアに関連した事業をご案内します。
WAM助成e-ライブラリートップ | |
「医療的ケア」に関連した助成事業 |