みんなが住み慣れた町で、自分らしく幸せに暮らせるように、お互いに助け合うこと、それが「地域福祉」です。
例えば、日本では、お年寄りや障がいのある人が増えていますが、公的なサービスだけでは、みんなのニーズに応えることができません。だから、ボランティアによる手伝いや見守りなど、同じ地域にいる人たちで助け合うしくみが大切になります。
また地域には、例えば、災害や感染症、孤独や貧困など、その地域に特有の色々な課題があります。一方で、「家や仕事だけでなく、地域の活動にも参加したい」と思う人も少なくありません。地域の課題を解決するために、行政や専門家の他にも、そうした地域の人とうまくつなげるなどして友だちや仲間を増やしながら、一緒に考え、行動し、取り組んでいく必要があります。
このように、一人ひとりの課題ではなく、地域全体に広くかかわり支え合うしくみづくりをして、ともに課題を解決するように導くのが、地域福祉にかかわるしごとです。
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