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目次
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自宅に戻るためにリハビリしたり生活を整えたりする中継施設
病気やケガで入院した後など、高齢者がそのまま自宅での生活をすることが難しい場合、リハビリテーションや持病の管理などを行い、自宅でも生活しやすいように体の状態を回復させたり、状態を整えたりして、再び自宅での生活を続けられるように訓練する施設です。
病院からいきなり自宅に戻って生活することが難しい場合などに、数週間〜数ヶ月の間利用するケースが多くみられます。
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自宅に戻る目標のもと、リハビリなどに取り組む人
立ったり座ったり、歩くなどの基本的な動きが難しくなっていたり、栄養状態などが悪く体調が不安定な人などが、住み慣れた家に戻れるような状態になるまでリハビリに取り組んだり、栄養状態を改善したりしながら過ごします。
1部屋に4人程度で過ごすスタイルが主流で、入所者の希望により個室対応をする施設もあります。
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入所者のリハビリや体調管理を行う職種が中心
入所者のリハビリを行う理学療法士や作業療法士、体調管理を行う医師や看護師、薬の管理を行う薬剤師、栄養状態を整える栄養士などが中心に働いています。
そのほかにこんな人も!
- 食事やトイレ、入浴など生活を介助する介護職(介護福祉士)自宅に戻ることを目標に、「本人が自分でできることを増やすこと」を考えながら介助をする
- 一人ひとりに必要でぴったりな計画を立てる介護支援専門員(ケアマネジャー)
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飲み込みが難しい利用者さんを担当する看護職員の場合
飲み込みが悪いことによる体調の変化などが生じていないかどうか、利用者さんの生活の様子から確認します。
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- 07:30
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朝の申し送り、利用者さんの健康状態の把握夜勤職員から利用者さんの様子を聞きとり、起床時の体調を確認
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- 08:00
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朝食介助、服薬介助ワンポイント解説飲み込みが難しい利用者さんの介助を担当
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- 10:00
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介護職による体操時の様子を確認利用者さんの顔色・息づかいなど、主に体調面に注意を払う
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- 10:30
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リハビリでの体の様子を観察理学療法士によるリハビリの前後に、血圧や脈拍を図る
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- 12:00
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昼食介助、服薬介助
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- 13:00
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食事後の口の中のケア、休息時の状態観察食べ物の残りかすで肺炎になるのを予防するため、ていねいに口腔ケアを行う
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- 14:00
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定期の医師の回診医師が健康状態の確認を行い、看護職も同行
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- 15:00
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入浴時の体調確認ワンポイント解説血圧・脈拍などを測定
心配な場合は入浴を中止して、体を拭くだけにするか介護職に相談
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- 17:00
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夕食介助、服薬介助栄養士と一緒に、食べ物の飲み込みやすさなどをチェック
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- 18:00
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日中の記録、夜勤職員への申し送りなど
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「多くの入所者が家に戻れた」という成果が上がれば、施設の収入が増えるしくみ
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自宅に戻ってから問題がないようにするため、本人の自宅の環境や暮らし方について、入所中に十分に検討することが必要
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自宅に戻った後もリハビリを続けたり体調を維持できるようにするため、自宅に訪問する予定のリハビリ職員や介護職に情報を連携することも重要
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施設などに入所・入居して暮らす
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自宅でサービスを利用して暮らす
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どう暮らせばよいか相談する
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