(共同生活援助)
グループホーム目次
障がいのある人が少人数で共同生活するのを、職員がお手伝い
障がいのある人が10人以下で共同生活をし、職員は入浴やトイレ、食事などの手助けをしたり、入居者さんの生活のための相談や援助を行います。
あくまで共同生活の「住まい」であり、アパートやマンション、一戸建ての住宅などで、入居者さんは同じく障がいのある仲間と家庭的な雰囲気のもとで暮らし、職員はそれを手伝うサポート役です。
職員は、入居者さんが仕事につくための支援や、仕事のための訓練に通う場などとの連絡や調整も行います。
ひとり暮らしに不安があるが、地域の「住まい」で暮らしたい人
体の障がいや知的障がいがあって、ひとり暮らしでは不安がある。でも、施設などではなく地域の「住まい」で暮らしたい──そうした希望をもつ人が過ごしています。いずれひとり暮らしをしたいという人が、そのステップとして暮らすこともあります。
身の回りをお手伝いする生活支援員や、相談にのる世話人など
主に、入居者さんの身の回りの生活を手助けする生活支援員が働いています。そのほかに、世話人がいて、入居者さんのさまざまな生活上の相談にのったり、お金や健康の管理を行います。世話人は入居者さんの心のサポートも行います。
そのほかにこんな人も!
- スタッフを取りまとめるサービス管理責任者
グループホームで働く生活支援員の場合
2~3交代制のシフト勤務で、夜勤や宿直もあります。日中は1日8〜9時間勤務する施設が多いようです。
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- 7:00
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起床した入居者さんの着替えなどを手伝い早朝出勤の生活支援員が手伝う
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- 7:30
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入居者さんの朝食を手伝いワンポイント解説入居者さんの指示のもとに行う。食後は歯みがきやトイレなどの介助
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- 8:30
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入居者さんの出勤や日中活動への通いを手伝う外出の準備を手伝い、送り出しをする
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- 9:00
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日中残っている入居者Aさんと運動・訓練家に残ったAさんと、少し体を動かしてから就労に向けた訓練を室内で行う
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- 10:00
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入居者さんの居室の掃除や洗濯などワンポイント解説外部から来た生活支援員とともに、入居者の生活の手伝い
健康管理が必要な入居者さんに、訪問看護が来たので対応
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- 12:00
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日中残っている入居者さんへの食事の手伝い
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- 13:00
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日中残っている入居者さんの身の回りの手伝いなど買い物の外出希望があり、世話人とともに外出に付きそう
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- 15:00
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家の内外の環境などをチェックワンポイント解説サービス管理責任者が来て、世話人と3人で、入居者が暮らしていくうえで不都合はないか環境をチェック
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- 16:00
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日中通いに出ている入居者さんの帰宅の出迎え着替えなどを手伝い、夕食の準備を進める
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- 17:00
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入居者さんの夕食の手伝い飲み込みが難しい入居者Bさんには、食事の形に気を配り、本人のペースで食事の介助をする
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- 18:00
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入居者さんの入浴を手伝いワンポイント解説サービス管理責任者は入居者Cさんの生活相談に、世話人が入居者Dさんのお金の管理について相談にのっていた
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- 20:00
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入居者さんの就寝前の身の回りの手伝いなど入居者さんはみんな思い思いに過ごしている。医療的なケアが必要な入居者Eさんに、看護師が訪問してきたので対応する
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- 21:00
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終業、申し送り夜間対応の宿直の職員に申し送り
障がいがあっても自立した生活を送りたいが、施設には入りたくないもののひとり暮らしには不安があるという人が、何人かと共同生活を送る「住まい」。将来的にひとり暮らしをするためのステップとする人も
ひとり暮らしに向けては、地域のさまざまな支援者とのつながりも大切。地域づくりの中心としての役割も期待されている
健康管理が必要な人の夜間の訪問看護などが足りていない地域もあり、職員の充実が求められている
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