2024年(にせんにじゅうよねん)4月(しがつ)から新(あら)たにスタートする資格(しかく)です。貧(まず)しい家庭(かてい)環境(かんきょう)や親(おや)からの虐待(ぎゃくたい)などにより、健(すこ)やかな成長(せいちょう)を妨(さまた)げられる恐(おそ)れのある子(こ)どもたちの相談(そうだん)にのり、援助(えんじょ)の手(て)を差(さ)しのべるのが仕事(しごと)です。

こうした子(こ)どもたちの支援(しえん)には、さまざまな資格(しかく)をもつ人(ひと)がかかわっていますが、こども家庭(かてい)ソーシャルワーカーは、それらを総合的(そうごうてき)に行(おこな)う専門職(せんもんしょく)です。地域(ちいき)のあらゆる場所(ばしょ)で子(こ)どもの家庭(かてい)と福祉(ふくし)にかかわる新(あら)たな専門(せんもん)家(か)として注目(ちゅうもく)されています。

虐待(ぎゃくたい)などで苦(くる)しんでいる子(こ)どもたちを保護(ほご)する児童相談所(じどうそうだんじょ)が中心(ちゅうしん)です。児童相談所(じどうそうだんじょ)で働(はたら)いている児童福祉司(じどうふくしし)という職員(しょくいん)は、今後(こんご)、子(こ)ども家庭(かてい)ソーシャルワーカーの資格(しかく)をとることが望(のぞ)ましくなるでしょう。この資格(しかく)があると、児童福祉司(じどうふくしし)を取(と)りまとめる「スーパーバイザー」になりやすくなります。

その他(た)、役所(やくしょ)で虐待(ぎゃくたい)相談(そうだん)に対応(たいおう)する仕事(しごと)についたり、虐待(ぎゃくたい)を受(う)けた子(こ)どもたちなどが生活(せいかつ)する児童養護施設(じどうようごしせつ)、乳児院(にゅうじいん)などでも活躍(かつやく)します。保育所(ほいくしょ)で子育(こそだ)て相談(そうだん)にのることもあるでしょう。