わたしたちの日々(ひび)の生活(せいかつ)では、体(からだ)や心(こころ)の具合(ぐあい)が悪(わる)くなったり、経済的(けいざいてき)に苦(くる)しくなったりして、さまざまな困(こま)りごとが生(しょう)じることがあります。ただし、身近(みぢか)に相談(そうだん)できる人(ひと)がいて、医療(いりょう)や福祉(ふくし)などの必要(ひつよう)なサービス利用(りよう)につなぐ手伝(てつだ)いがあれば、自分(じぶん)で解決(かいけつ)できることもあります。

このように、その人(ひと)の相談(そうだん)にのりながら、解決(かいけつ)できる道筋(みちすじ)を一緒(いっしょ)に整(ととの)えていく仕事(しごと)を「ソーシャルワーク」といいます。そのソーシャルワークを手(て)がけるのが、社会福祉士(しゃかいふくしし)という国家資格(こっかしかく)をもった人(ひと)です。さまざまな支援(しえん)者(しゃ)をつなぎ、住(す)みやすい地域(ちいき)づくりを手(て)がけることもあります。

社会福祉士(しゃかいふくしし)は、生活(せいかつ)上(じょう)の相談(そうだん)がもちかけられる場(ば)で幅広(はばひろ)く働(はたら)いています。高齢者(こうれいしゃ)や障(しょう)がいのある人(ひと)の施設(しせつ)で相談(そうだん)にのることもあれば、市区町村(しくちょうそん)の職員(しょくいん)としてさまざまな困(こま)りごとを相談(そうだん)してくる人(ひと)に対応(たいおう)することもあります。その他(た)、公的(こうてき)・民間(みんかん)問(と)わず、いろいろな相談(そうだん)機関(きかん)で、地域(ちいき)の人々(ひとびと)が福祉(ふくし)のサービスにつながりやすいように手伝(てつだ)うこともあります。